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ジェネリック医薬品

厳しさを増す保険財政国民皆保険制度を守るために

【ジェネリック医薬品の利用をお勧めいたします。】
世界に類を見ない日本の国民皆保険制度、この素晴らしい社会保障制度が、今、窮地に立たされています。このピンチを切り抜け、国民皆保険制度を守るためにジェネリック医薬品の利用をお勧めいたします。
ジェネリック医薬品とは、これまで使われてきた薬(先発医薬品)の特許が切れた後に、同等の品質で製造、販売される低価格の薬のことです。これまで効き目や安全性が実証されてきた薬と同等と確認された上で、製造・販売が承認されていますので、安心してお使いいただけます。区が配付している『ジェネリック医薬品希望カード』を使って、希望することもできます。(配付先:区民事務所など)ただ、お薬によってはジェネリック医薬品が存在しないなど、ジェネリック医薬品に変更できないこともあります。
医療技術の進歩や被保険者の高齢化などで、医療費は年々増加の一途をたどり、医療保険財政は大変厳しくなっています。足立区では毎年100億円以上の税金を一般会計から繰り入れ、国民健康保険制度を支えています。医療の質を落とすことなく、国民皆保険・国民健康保険制度を守っていくためには、工夫をしながら医療費を削減していくことが重要です。もはや他人任せにはできない段階です。今ここで私たちが私たちの意思でこのピンチを乗り切る一つの方法があります。ジェネリック医薬品の利用促進です。ジェネリック医薬品の使用数量割合を30%にするだけで、2億円以上の削減効果が出ると推計され、国民健康保険財政の健全化に大きく寄与します。それだけではなく、ここで生み出された貴重な財源を、区民の健康に役立つ施策の、さらなる充実に活かすことが可能となるのです。

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