令和7年6月、足立区薬剤師会会長の任を賜りました 平石 裕と申します。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
薬剤師会とは、どのような組織で、どのように活動しているのでしょうか。
薬剤師会は、区民の皆様の健康増進を目的とし、行政、医療団体、介護、教育といった各方面とネットワークを持ち、多方面での活動を支えております。
具体的には、皆様ご存知の通り、薬局では保険調剤やセルフメディケーションを行なっており、お気軽に健康相談ができる「医療拠点」として、 どなたにも門戸を開いています。
国が推進する「地域包括ケアネットワーク」では「住み慣れた街でいつまでも」を目的にしており、その中で薬剤師による在宅・居宅療養指導は重要なポイントです。
現在70万人の足立区民の約1%強が、この在宅・居宅療養を利用しておりますが、今後ますます増加が予想される中、きめ細かな管理を行うべく、研鑽し尽力いたします。
区内4か所で平日夜間小児初期救急、休日応急、凖夜間診療所で調剤の任を担い、年間延400人以上の薬剤師が参画し急病の患者様に対応しております。
災害対策としては、自治体からの災害時の薬剤師派遣の要請が起きた場合に備えて定期的に訓練をしております。
また近年の医薬品不足に対応するため、薬局間で在庫検索システムを導入し地域連携で取り組んでおります。
全国に先駆け足立区との提携により、糖尿病予防のため「ヘモグロビンA1c検査」を区内12の薬局で行っており、受診勧奨に繋げています。
以上、活動の一部をご紹介いたしました。
薬剤師会の組織を通して、各方面からの情報を収集し、会員と共有し、区民の皆様へより正確なアドバイスやサポートができるように努めております。
より多くの皆様の健康促進が叶いますよう、会員と協力体制で責務を果たして参る所存です。
今後ともよろしくお願いいたします。
一般社団法人 足立区薬剤師会
会長 平石 裕